=== Power30'sの分科会のご紹介ページ ===

■分科会テーマ
「EC(e-Commerce)ビジネスは、ITよりビジネスを考えよ!」

分科会長:(有)スタイル・イー 代表取締役 太田 哲生
■講演後記
Power30’sの第2弾企画として、今月よりPower30’s Secondがスタートしました。2002年から約1年間の期間、Power30’s会員の方々に分科会を担当していただき、おおむね月1回の割合で開催していきますので、よろしくお願いします。

第1回は、「EC(e-Commerce)ビジネスは、ITよりビジネスを考えよ」と題して、泣Xタイル・イーの代表取締役をされている太田哲生氏に講演をしていただきました。泣Xタイル・イーは2000年5月に兵庫県川西市にて設立され、e-Commerceに特化したインターネットビジネスのコンサルティングを行っている会社です。ご自身が実際に関与された事例をもとに、サイトの画面を見ながら、実務に促したお話をしていただけました。

従来のPower30’sの形式と異なり、今回は例会のみで2時間まるまるお話をしていただけたので、かなり充実した内容でした。今までの1時間の講演だと、なんとなく消化不良で、という声も多く、思いきって懇親会なしで、サンドイッチとコーヒーを食しながら2時間の講演にしてみたのですが、アルコールも入らずに集中して聞けていいと、おおむね評判がよかったです。

講演はパワーポイントの資料と、サイト画面を交えてのご説明でしたが、まずは太田氏ご自身のプロフィールから話していただけました。太田氏は30’sで、出席者と同年代なのですが、大学卒業後のプロフィールだけで、パワーポイント1枚びっしりに記載されるほどの内容でした。システム会社→日用品卸会社→コンサルティング会社立上げと、この15年ほどの経緯を説明されていましたが、それを聞くだけでも、その時なぜその道を選んだのかなど、同世代としてはかなり興味深いものであったと思います。

続いて、電子商取引市場は、このご時世において、珍しく右肩上がりの成長が見こめる市場であること、でもその取引金額には、「インターネットを介して成約したビジネス」すべてがカウントされており、アナログ的なビジネスの部分も含まれていることなどを説明されました。さらに、いまや死語になりつつある「IT革命」についても、商取引の中の何が変わるかを認識していないケースが多く、車の教習所の事例を引いて、「インターネットという国で生きていくには、技術だけじゃなくて“カルチャー”を身につけることが需要」であり、それが出来ていない会社が案外たくさんあることも指摘されていました。

後半部分は、ご自身の関与された「キムチでやせる」というサイトや、楽天市場内では超有名店である「北国からの贈り物」、ありとあらゆる“ほっとドリンク”を扱う「いっぷく茶屋」、専門イラストレーターの起用によりファンをつかんだ「あぶらとり紙専門店ひより」、今後絶対「来る」ビジネスである、百貨店宅配の「阪急キッチンエール」、磁石の製造業という地味な業種ながらポップなサイトでファンをひきつける「ニ六製作所」、実はワッペンなどの刺繍とネームタグの刺繍は別業界であるという点を逆手に取った「刺繍屋ドットコム」、そして自身の会社の新規事業「ばっちぐー」のサイトを見ながら、裏話等をしていただきました。

講演の題名にあるとおり、インターネットビジネスといえども、考えなければいけないのは通常の経営と同じことであり、テクニックを知ることよりも、商品・販売・マーケティング・物流等をどう考えていくかということが重要であるということでした。当たり前のことなのに、なかなか理解できていない会社も多く、また人材面でもこのようなスキルを備えている人はまだまだ少ないとのことでした。

太田氏自身が実際に携ったビジネスであるため、大変説得力があり、またコンサルティング的視点で強み・弱み分析をされているので、「ビジネスモデル」という意味でもわかりやすかったと思います。

当日出席された方も、来れなかった方も、Power30’s Secondのホームページ゙には、太田氏の分科会の掲示板がありますので、会員のみのクローズなものですし、どんどん質問・意見等を書きこんでみてくださいね。


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