第3回講演会・懇親会(講師:桜堂渉氏)―平成13年10月15日(月)―
実は私も、桜堂渉氏とは、講演当日が初対面でした。もともと、このPower30'sの企画を詰めていた段階で、「医療」についての講演はぜひ入れたいと思っていました。そのころに、東京の方だけれどもということで、顧問の辻阪京子氏が推薦してくださったのが桜堂氏でした。「医療」の話をしてもらうのに、医師や看護婦に話をしてもらっても、恐らく医療全体の実態はわからないだろうと思っていましたので、各種の医療コンサルティングに関わっていらっしゃる桜堂氏は、まさに適任だったと思います。

講演当日、少し早めに大阪産業創造館に来ていただき、辻阪氏その他のメンバーで30分ほどお話をさせていただきました。語り口もソフトで、冷静かつ紳士的な対応で、その場にいたものは、いっぺんにファンになってしまいましたが、講演をお聞きになったみなさんも同じ感想をもっていただいたことでしょう。

そのときは、病院経営の話や、病院コンサルティングのお話をお聞きしましたが、どれも非常に興味深い内容でした。私の知り合いが、ひどいインフォームド・コンセントを受けたことがある話をすると、今の医者に対して、「インフォームド・コンセント」を指導するプログラムはないので、医者もどうすればいいのかあまりわかっていないとのことでした。数少ない医者教育プログラムでも、「私は○○科の医師で○○と言います。よろしくお願いします。」という自己紹介から指導するという驚愕の事実を教えてもらい、医師のイメージからすると、さもありなんと納得してしまいました。

とはいえ、医師がすべてひどいわけではなく、やはりちゃんとした医師も当然存在しているわけで、でもそれを見抜く方法は「名医100選」ではないということは、講演でもおっしゃっていましたよね。お話をしたときも、医師の間では、だれがどのくらいの技術を持っているかは、お互いみんなわかっているということでした。これは私達の業界や、その他「士業」と呼ばれる業界も、これとまったく同じで、「あたりはずれが激しく、"はずれ"は同業者には認識されている」ことはよくわかるので、同業の評判を聞くことは、ひとつの重要ポイントであるとお勧めします。

今回は、講演終了後も、数名で「桜堂さんを囲む会」を行ったのですが、やはりその席でも、終始穏やかな対応は変わらずで、私達のしょうもない質問にも、ちゃんと答えてくださいました。「これからは医療についても、通常のビジネスと同じように考えていけばいいんですよね」と言うと、「その通りです」とおっしゃっていました。みなさんが書いてくださったアンケートにも目を通していただきましたが、「こちらこそ勉強になりました」というご感想をいただきました。

これから様々に行われていく医療改革や、病院の淘汰。それらの場面で桜堂氏が活躍されているのを目にする機会も出てくるでしょうから、そのときは、「桜堂さんの講演聞いたことあるねん」と他の人に自慢してみてください。